会長 井上さちこ
平成28年(2016年)は、前の年が「被爆70年、戦後70年」でしたので、その機会をとらえて「――被爆70年、戦後70年記念誌―『昭和20年(1945年)の私』」の発刊と記念式典の準備と開催に時間をかけた年でした。第5「国際交流・平和」部会の田中部長を中心とする編集委員会のみなさん (廿日出富貴子さんの短歌のお弟子さんにも、お二人お手伝いいただきました)と一緒に、 3月31日発刊を目標に取り組みました。
記念誌発刊後は、マスコミに取り上げられ、増刷を重ねることができました。また7月31日には、 県と市にもご参列いただき、総勢100名で発刊記念式典を行うことができました。広島県内に在住する女性たちの生きて来られた証を、文字で残す事業を本会で取り上げることができた良い事業となりました。次の展開として、役員が手分けし、県内のすべての図書館に記念誌を贈呈致しました。
また一昨年、性暴力被害者ワンストップ支援センター設立のための学習会を行い、県に対して他の女性団体とともに、ワンストップ支援センター設立のための学習会を行い、県に対して他の女性団体とともに、ワンストップ支援センターの早期設立の要望書を提出しました。それを受けて、県は平成28年9月、24時間365日対応の相談窓口「性被害ワンストップセンターひろしま」を設置しました。その後、本会は、県が自治体に配っている啓発シール300部を受け取り、役員が手分けをして、スーパーマーケットなど女性が多く利用するトイレの中に張っていただくよう広報推進活動に取り組み、協力しました。 平成29年度からは、県立広島病院に相談室が確保され、相談から急性期医療まで一か所での対応が可能となったことは、大きな前進となりました。
このように本年も女性共通の課題を取り上げ、取り組んでいきたいと思います。さらに4年後には、広島県の男女共同参画をすすめる会結成40周年となります。この40周年記念事業は、「男女共同参画社会の実現を21世紀の我が国社会を決定する最重要課題と位置づけ、社会のあらゆる分野において、男女共同参画社会の形成の促進に関する施策の推進を図っていくことが重要である」という男女共同参画社会基本法の制定主旨を踏まえ世代を越えて取り組み、次の世代により良い未来を引き継ぐための活動の一助となるよう、進めてまいります。今後とも皆さまの一層のご理解とご協力を、お願い申し上げます。